ソウル麻浦のブックカフェ「チェグロ」本と一日中過ごせるデートスポット
デートスポットに場違いな人を連れてきてしまって少し申し訳なかったけれど、ブックカフェで本を読みたくて「チェグロ(채그로)」を訪れた。オーナーがビルを所有しているのか、それともただ商売がものすごく上手な人なのかは分からないけれど、漢江(ハンガン)が見える景色の良いビルをほぼ丸ごと使っているカフェ兼ブランチのお店だ。
ビルを一つ丸ごと使いながら、オーナーが各階に独自のテーマを作っている。静かな場所、おしゃべりできる場所、食べることに集中する場所、寝転がって読める場所、景色だけを楽しむ場所などなど、一日中歩き回りながら本を読んでコーヒーを飲める空間だ。

オーナーが本当に本気で作ったんだなと思えるのは、駐車場を見ればわかる。これほど広い駐車場を備えたブックカフェは他にないと思う。それにもかかわらず、車を停めるスペースはあまりないので、車で行くのは少し慎重に考えたほうがいい。ちなみに、バス停や地下鉄の駅からは遠く、アクセスはあまり良くない場所だ。


まずは合流して早々、本はさておきご飯を食べに行った。5階にある「パネドルチェ(빠네돌체)」というお店なのだが、メニューがただごとではない。「スモーブロー(스뫼레브뢰드)」という、どこでも聞いたことも見たこともないデンマークのオープンサンドイッチがメニューにあったので、珍しくて注文してみた。本当にこのお店のオーナーは普通じゃない。もちろん2万ウォンを軽く超える凶悪な価格設定だが、味は悪くないので一度は食べてみる価値があると思う。


ご飯をしっかり食べ終わると、いつの間にか人でいっぱいになっていた。12時前まではまだ空いていたのに、12時を境に人がどっと押し寄せてくる。急いで席を確保し、これまで読めなかった『不便なコンビニ(불편한 편의점)』を読んだ。空間の力なのか、つっかえることなくスラスラと読める。本を持っていなくても、カフェで売っている本を読むこともできる。気をつけて読みさえすれば、読破することも可能だ。本の状態を見ると、すでにボロボロになっている本も見受けられる。




ビルを丸ごと一つ使っている(不思議なことに、中間の1フロアは病院だ)ブックカフェであることも良いが、とにかく景色が最高だ。本を読んでいて思索にふけったり、少しぼーっとしたくなったら、すぐに窓を見ればいい。漢江が流れるのを眺めながら汝矣島(ヨイド)を見渡せば、頭の中が整理されなくても、少なくとも深呼吸くらいはできる。コーヒーの味はまあまあで、どのメニューもすごく高いけれど、この景色を見れば納得がいく。


本オタクたちの隠れ家や、ぼーっとするのに最適な空間を探しているなら、チェグロをおすすめする。デートはしたいけれど、試験期間だから勉強もしなきゃいけないという時、チェグロで一日中過ごすことほど良い時間はないんじゃないかと思う。