サンクトペテルブルク旅行記:カザン聖堂で奇跡のイコンに出会う

今日の聖堂巡りはカザン聖堂からスタート。特に教会やお寺が好きというわけではないけれど、旅行に出ると一番目につくのが宗教建築なので、特別に自然の景色が素晴らしい場所でなければ、宗教建築を中心に回ることにしている。
サンクトペテルブルクには、ロシアではなくイタリアにあるべきじゃないかと思うような建物が一つある。それがカザン聖堂だ。これまで見てきたように、ロシアの建築は独特の形、特に玉ねぎ型のドームが特徴的だが、カザン聖堂にはアーチがあり、ギリシャやローマの建物のように見える。ネフスキー大通りに堂々と建っているためとても目立ち、聖堂前の芝生もきれいに手入れされていて、一度ゆっくり休んでみたかった場所だ。







カザン聖堂が有名な理由はいくつかあるが、最も代表的なのが「生神女(聖母)のイコン」だ。中でもカザンで保管されているイコンは、ロシア正教会だけでなくカトリックでもレプリカが作られるほど有名なものだ。このイコンは誰かが描いたものではなく、聖母の出現を見た子供によって発見され、宗教的・民族的に分断されていたロシアを一つにまとめたと言われている。そのせいか、カザン聖堂に入ると、このイコンに口づけをして祈りを捧げようとする人々の列ができている。
イコンとは、キリスト教系の宗教における聖像画のこと。教会に行って壁に描かれている絵や、博物館にあるイエスやマリアの絵がこれに当たると考えればいい。







実際にカザンの生神女を見て、絵が上手いとか下手だとか判断しようと思っていたけれど、そんな余裕もなく、ただ願い事をするのに必死だった。絵に威圧感がないからこそ、人々はよりリラックスして長く祈ることができるのだろう。実際に並んでいる時は、遠くから見てもそれほどすごいものには見えない。しかし、長い時間を待ってでも、その前で一度祈りを捧げたくなるような不思議なイコンだ。

他の聖堂は観光地という雰囲気が強くて、自由に写真を撮ったりおしゃべりしたりして楽しめるが、入場料を取る(ロシア正教徒は無料だが)聖堂の中で、ここだけは特に厳粛な空気に支配されている。大きな声を出そうと思っても、周りで祈っている人々を見ると自然と声が小さくなる。(中国人は例外だが)聖堂内には厳粛さを保つための警備員もいて、騒がしくなってもすぐに静かにさせる。それにもかかわらず、赤ん坊が泣くことや幼稚園児くらいの子供が走り回ること、そして写真撮影は自由だ。本当に不思議な国だ。
個人的に、カザン聖堂はぜひ立ち寄ってみることをおすすめする。オーディオガイドを聞かなくても、本物のロシア正教会の厳粛さや信仰心を肌で感じることができる。観光用の聖堂ではないため、突然宗教に対して敬虔な気持ちになる自分を発見できるだけでなく、世界中が注目するカザンの生神女を見ながら祈りを捧げるという、めったにない機会を得られるからだ。





経費
- ブランチ 292R
- 水 55R
- スキットルズ 29R
- 血の上の救世主教会 250R オーディオ 100R
- 夕食 ブリニ 219R
- トイレ 30R
- ルーフツアー 600R
- ビール 85R
総経費 1660RUB
旅行総経費 525,936KRW + 42,253RUB + $152.26