シドニー空港からキングスクロスへ:偶然の再会と治安の悪い街での初日
飛行機での移動中、隣に座っていた優しそうなおじいさんが私の服に飲み物をこぼしてしまうというハプニングがあった。でも、おじいさんとおばあさんは基本的にマナーの良い方々だったし、久しぶりの飛行機だったのか少し慌てていらっしゃるようだったので、できるだけ気にされないように「大丈夫ですよ」と伝えた。考えてみれば、むしろ隣にマナーの良い方々が座ってくれたおかげで、来る時はぐっすり眠れて無事に到着できたのに、一度の失敗で笑顔をなくされてしまったのがとても気の毒だった。
10時間も飛行機に閉じ込められて、体がだるい状態で入国審査の列に並んでいると、誰かがポンと肩を叩いて私を呼んだ。
「おい!お前、ここで何してるんだ!」
韓国でもないオーストラリアの空港の保安検査場で、誰が私に気づいたのかと見てみたら、最初の会社で私を採用してくれたヤン部長だった。私に社会人としての生活をプレゼントしてくれたと言っても過言ではない、数少ない恩人の一人だ。約5年ぶりにシドニー空港で、しかも同じ飛行機に乗ってきて保安検査場で再会するなんて。わあ…人の縁はどうなるか分からないと言うけれど、本当にこんな偶然があるんだな。短い時間だったが、少しお互いの近況やオーストラリアに来た目的について話してみると、私と同じ会議に出席するために来られたとのことだった。とりあえず審査が先なので、急いでお互いの電話番号を交換し、週末に時間が合えば会おうという曖昧な約束をして別れた。(その後、会議に行ったら同じ会議に出席していて、すぐ隣の席に座ったので、週末まで待つ必要もなかった。)
とにかく、シドニーに来て早々、最高のスタートを切ることができた。






中国が春節の連休期間だったため、出勤先の近くのホテルがすべて満室だった。仕方なく少し距離のあるキングスクロスのホリデイ・インを宿にしたのだが、後で知ったところ、目の前がシドニー最大の歓楽街だった。午前中は疲れていたし、ご飯を食べて出勤することが最優先で余裕がなくて気づかなかったが、会社から戻った後にホテルから見た街の様子は本当に見ものだった。夜の12時頃になると必ず叫び声を上げる若者が一人二人はいて、寝ている途中にびっくりして目が覚めることが必ず起きるし、パトカーは絶え間なく走り回っている。全国が歓楽街のような韓国から来たので1日で慣れはしたが、初日にはかなり殺伐とした雰囲気を見せつけられた街だ。
