アテネで絶品ディナー!大人気レストラン「Ta Karamanlidika tou Fani」
少し待っていると、韓国人が何人か見え始めた。この人かな、あの人かなとモジモジしていると、一人の男性が現れて、
「もしかして、ユラン(韓国の旅行コミュニティ)の…?」
と尋ねてきた。ネットのコミュニティで人と会うなんて、韓国にいる時はあまり理解できなかったけれど、ヨーロッパに来てみると意外と簡単だし、何よりものすごく嬉しい。韓国語を話すことがこんなにストレス解消になるなんて驚きだ。そんな少し浮かれた気分のまま、今回の集まりの目的である夕食を食べに出発した。
3人の中で唯一の女性であり、唯一レストランを調べてくれていたAの案内に従って道を歩いた。日が沈みゆくオモニア駅を通り過ぎて到着したのは「Ta Karamanlidika tou Fani」。一体どう発音すればいいのか分からないので、とりあえず「ご飯屋さん」と呼ぶことにした。まあ、ご飯屋さんはご飯さえ美味しければそれでいい。
待ち時間が長くなるかもしれないと聞いていた有名店だったが、今日は運が良かったのか10分ほどで席が空いた。建物の中は洗練された精肉店のような雰囲気だったが、建物の横の空き地にもテーブルが置かれていて、一つのレストランで二つの異なる雰囲気が味わえる空間になっている。やむを得ない選択だったのかもしれないが、私が見る限りかなり良い選択だと思う。
料理を注文するためのメニューが出され、男2人はただ「うわ〜、全部美味しそう」と言うだけで、Aが適当に見繕って注文してくれた。どの国を旅行するにしても、夕食は4〜5人で一緒に食べるのが好きだ。そうすれば、その国の料理をあれこれ試すことができるからだ。自分なりのビュッフェスタイルにするわけだが、今のところこの方法にはみんな満足している。お金がなくて一人部屋でパンの切れ端をかじったり、カップルで時間を過ごしたりするのもいいけれど、一度くらいは大勢で集まって、そのレストランのメニューの半分を注文してみるのも悪くない。



ウゾまで揃ったところで乾杯をした。そして、私が期待していた通り、みんな「一体なんでこんなの飲むの?」という表情を浮かべた。ウゾはギリシャの伝統酒で、アルコール度数40度を超える強いお酒だ。特徴的なのは、普段は透明なのに、「オン・ザ・ロック」スタイルで氷にお酒を注ぐと白色に変わることだ。最初はみんな「うわ〜!」と不思議がるが、味はそれほど美味しくない。まるで天然ゴムを飲み込んでいるような味だ。「アニス」と呼ばれる植物の香りらしいが、正直ただ見せたくて買っただけで、普段なら絶対に飲まない味だ。値段もそれほど高くないので、一度、本当に一度だけなら注文してみる価値はある。



ここはトリップアドバイザーでも上位にランクインしている非常に有名なレストランなので、色々なブログを探すと料理の写真がたくさん出てくる。その中で評価が高くて美味しそうな料理の写真を見せれば、店員さんがちゃんと持ってきてくれる。(このブログでは炒めたポテト料理がおすすめ)。このレストランの店員さんたちは忙しくてなかなか来てくれないが、いざ来てくれるととても親切だ。味やレストランの雰囲気、店員さんの親切さを見ると、有名になるだけのことはあるなと思う。


私は東から来て、目の前の2人は西からギリシャに到着した。Aは交換留学生として滞在しているパリに戻らなければならず、Bは軍隊を除隊したばかりでヨーロッパを旅行しており、このギリシャを最後に日程を終了するそうだ。このように旅行の理由も異なる2人だが、ギリシャはご飯代が安く、ワインもとても安いのに味がすごく良いと大はしゃぎしている。
ご飯をかなり長い時間食べていたが、3人とも旅行の終盤だったので、アテネはほぼ見終わった状態だった。しかし、目の前の2人が地中海を見ていないと言う。何を言っているんだ、南ヨーロッパに来たのに地中海を見ていないなんて。ここの海がどれだけ綺麗だと思っているんだ!!
そうして、明日の旅行先は自然とグリファダに決まった。