サンディエゴのバルボア・パーク:ヨーロッパのような平和な公園


友達と少し散歩してから別れの挨拶をし、一人で反対側の広場へと歩いていった。広い芝生とヤシの木、そして丸いバルボア・パークの標識が朝の光を受けて輝いていた。公園の歴史がかなり深いのか、壁の片隅には1868年と書かれた古い銅板も目につく。静かで平和な公園の雰囲気が、歩いている間ずっと心を穏やかにしてくれた。



道に沿って進むと、大聖堂のようなとても華麗な建物が現れた。わあ、アメリカではなくヨーロッパの古い街にポンと降り立ったような気分だ。建築家のバートラム・グッドヒューがスペイン植民地復興様式で設計した建物で、現在は人類学博物館である「ミュージアム・オブ・アス」として使われているそうだ。入り口の外壁に隙間なく彫られた精巧な彫刻を見ると、確かにスペインやイタリアの真ん中にいるような気がしてくる。


アーチ型の柱が長く続く回廊を通り過ぎ、サンディエゴ美術館の前を見物した。数日前に行ったサンディエゴの歴史公園巡りもそうだけど、サンディエゴはアメリカらしくない独特の風景をあちこちに抱えている街のようだ。日陰の回廊を歩くと、涼しい風が心地よく吹き抜けていく。


広場の方に出ると、赤いパラソルの下に人々がこぢんまりと集まっていた。美術のサークルなのか、イーゼルを広げてそれぞれ静かに絵を描いている姿がとてもゆったりして見える。誰も急いで歩くことなく、木陰でそれぞれの時間を過ごしている風景がかなり印象的だ。


その横には、誰も気にしていないけれど、一人でザアアッと涼しげに水を噴き出している大きな噴水があった。雲一つない澄んだ青いサンディエゴの空と噴水の水しぶきが、驚くほどよく似合っている。駅に向かう前、ヨーロッパのようなこの場所で少しの間だけでも気持ちよく休めてよかった。サンディエゴのスケジュールが詰まっていなければ、午前中に軽く散歩しに来ることをおすすめする。
