下呂温泉から名古屋へ、そして帰国:母との旅行最終日
以前にも書いた通り、下呂から名古屋に戻る時間を考慮せずにソウルに早く着く飛行機をとってしまったため、始発列車で名古屋へ向かわなければならなかった。そのおかげで今日の起床時間は午前4時30分。温泉でせっかくほぐれた体が、一気に元に戻ってしまった気分だ…。それでも家に帰らなければならないので、冬の夜明けの道を歩き出した。


冷たい夜明けの風を切って、荷物を抱えて駅に到着した。中に入って電車が来るまで体を温めようと思った瞬間、
駅が開いていない!!!
どういうこと?寒くて死にそうなのに、明かりは煌々と点いているのになぜドアを開けてくれないの?私たちの他にもう一人いたけれど、そのおじさんの表情を見たらすでに諦めている様子だった。帰る日に限ってどうしてこうなるの〜〜。

こうなると分かっていればゆっくり出てきたのに…。早起きした鳥はもう一度戻って寝なさい。出てきちゃダメ、寒いから。臨機応変に残った小銭をはたいて、温かいコーヒーを2つ買った。それぞれ1つずつ持って、服の中に入れたり手で握ったりを繰り返して寒さに耐えていると、ようやくドアが開いた。韓国なら出勤時間前でも外に人がいれば開けてくれるのに、ここはさすが日本というべきか、時間ぴったりに開けてくれる。



電車をどこで乗ればいいのか分からなかったけれど、心配する必要はなかった。乗り場はたった1つ。来る電車もたった1本。

乗ってきた時の特急とは値段も等級も違う。一目でずっと安い通勤用列車だと分かる。でも、むしろ親しみが湧くのは今乗っているこの電車だ。来る時は乗り換えなしで岐阜を経由して下呂まで来たけれど、今回の電車は岐阜で名古屋行きに乗り換えなければならない。

母とおしゃべりしているうちにいつの間にか熟睡してしまい、よだれを垂らして寝て起きたら岐阜に到着していた。こういう乗り換え区間に来ると本当に緊張する。今回もどこに行けばいいのか全く分からず、駅員さんに聞いてやっと名古屋行きの電車に乗り換えた。下呂とは違って駅に人がごった返していることに慣れない。すっかり下呂に馴染んでしまったようだ。



他の場所はともかく、名鉄名古屋駅は行き交う列車が多いので、必ず駅員さんに乗るべき電車を聞かなければならない。それも一、二度聞くだけではなく、電車が来るたびに「この電車で合っていますか?」と確認した方がいい。もちろん日本の電車なので本当に時間通りに入ってくるけれど、一度のミスが飛行機の搭乗に直結するため、絶対に聞くべきだ。まるでソウル駅や龍山駅のように本当に慌ただしい駅だ。個人的には、空港へ向かう道のりの中で一番難易度が高い場所だと思う。


3日間、Wi-Fiをこの会社で借りた。グローバルWiFi。不便だろうと予想していたけれど、思っていたより不便ではなく、5台まで同時接続できるので1台で複数人が使えて良い。ただ、バッテリーが5時間程度しかもたないため、こまめに充電しなければならず、連続して使うにはモバイルバッテリーが必要だと感じた。価格は1日で約9,000ウォン。私はハローモバイル(韓国の格安SIM)を使っているため仕方なく利用したけれど、一人で来るなら普通に韓国でローミングした方がいい。





ブーーーン〜〜と飛んで

なんだかんだで、短いようで本当に長かった母と二人きりの旅行が終わった。キムシェフ(母)は普段料理をしている人らしく、そちらに焦点を合わせて楽しんでいたようだし、私も食べ物や歴史に興味がある分、そちらで十分な経験を得られたと思う。それでも一番良かったことといえば、母と一番たくさん話をした時間だったということだ。韓国の息子らしく無愛想で素っ気ないことで有名だけれど、旅行がそれを少しは解消してくれた気がする。
下呂を訪問して思い浮かんだヒントをいくつか挙げると、
下呂までの所要時間は、余裕を持って最大4時間ほどかかる。計画を立てる際、移動時間を多めに見積もっておかないと、明け方から動く羽目になるという失敗を犯しかねない。
宿泊費に気をつけるべき。お金は宿泊費に全て使ってしまった気がする。予算が少ないなら、できるだけ外食する方向で計画を立てるようにする。
駅員さんに聞くことを恐れない。言葉を話さず切符を見せるだけでも、どこで乗ればいいのか教えてくれる。下呂まで行く電車とは反対に、帰りの電車を探して乗るのは思っていたより難しい。
名古屋の8大名物(なごやめし)は人によって味の好みが分かれるだろうけれど、決して最悪ではない。何を食べるか迷ったら、まずはなごやめしを食べるようにする。