済州島・西帰浦の「江汀浦口刺身店」家族全員が大満足した海鮮グルメ
今回の済州島(チェジュ島)家族旅行で一番良かったのは、美味しいお店を3軒も見つけられたことだ。いつも済州島に遊びに来るたび、美味しいと紹介されたお店に行っても、ソウルで食べるより美味しくないのに価格は高くてがっかりしていた。でも今回はそうじゃないお店を3軒も見つけられて本当に嬉しかった。そのうちの1軒目が「江汀浦口刺身店(カンジョンポグフェッチプ)」だ。
江汀浦口刺身店
検索してわざわざ行ったわけではなく、ホテルに戻る途中で夕食を買って帰ろうという話になって見つけたお店だ。まさに、まぐれ当たりというやつだ。
ニュースで絶えず報道されていた江汀(カンジョン)浦口近くの海軍基地建設のせいで、向かう道はとても暗くて重苦しい雰囲気だった。軍関係者は村に入るなという横断幕や立て札、基地建設絶対反対の文字を、お店に行く道すがら簡単に見つけることができる。そのせいか、夕食時なのに店内には1組しかお客さんがいなかった。
ざっと見渡しても近所で一番洗練された大きなお店だったので、もし失敗してもここで買おうと家族で決めた。魚を選ぼうとしたら、目に留まる魚が一つあった。
「ヒラス(ヒラマサ)」
料理でお金を稼いでいたうちの母でさえ知らないこの魚を、女将さんと従業員全員が勧めてくるので、最初は疑ってしまったほどだ。
「済州では冬にブリ(防魚)じゃなくてヒラスを食べるんですよ。鯛よりは歯ごたえが少ないけど、ブリよりは美味しいはずです」
刺身を引くおじさんと女将さんがとにかく強く勧めてくるし、すでに母と女将さんが色々と話して親しくなっていたので、他の魚を確認する暇もなく「それにします」と伝えた。スマホで急いで検索してみると「済州ブリ ヒラス」と出てくる。だんだんこの魚が何なのか気になってきた頃、お刺身が包装されて出てきた。




ヒラスの特徴を言うと、ブリが全体的に赤いのに対して、ヒラスは端の部分だけが赤い。
海鮮鍋にキムチまで(キムチはお客さんの管理が悪くて傷むといけないので、なるべく渡さないようにしているそうだ)しっかり受け取って、ホテルで食卓を準備した。


評価をすると、ヒラスだろうが何だろうがお刺身はあまり重要じゃない。海鮮鍋をスプーンですくって一口食べた瞬間、お刺身は脇役になり、海鮮鍋が主役になってしまう。辛すぎず、ちょうどよく煮込まれたスープなので、焼酎にとてもよく合う。済州に来ると、硬かったりものすごく辛かったりする食べ物ばかりでかなりがっかりすることが多かったけど、ようやくまともなお店に一軒来られた気がする。
私はお刺身の味がよくわからないので、死んだ魚を捌いたのかどうかはよくわからない。(ちなみに、お刺身を引く方が死んだ魚は絶対に浸かわないと言って、生きて跳ねているところを見せてくれたので、ここは信じて食べても大丈夫だと思う。)そのせいか、サムジャン(合わせ味噌)と醤油の味でお刺身屋さんを評価するのだけど、サムジャンと醤油がすごく美味しい。まさか醤油を自家製で作っているお店がまだあるのだろうかと思ってまた食べてみても、不思議と他のお店の醤油よりマイルドでしょっぱ旨い。どこのメーカーの醤油を使っているのか聞けばよかったのに、それができなくて残念だ。サムジャンはサンチュやエゴマの葉、ニンニク、お刺身3切れを一緒に包んでパクッ!と食べると、お刺身がなくなるまでずっと食べ続けられるくらい、刺激的だったり邪魔になったりする味が全くない。
もし絶対にテイクアウトしなければならない方でなければ、お店で直接食べることをおすすめする。私たちはキムチだけをもらってきたけれど、キムチの味とタレ、海鮮鍋の味をみて、このお店は本当に料理が上手なお店だと家族全員が認め、他の料理も食べたらいいだろうなと話した。私はできなかったけれど、ぜひ全部食べてみることをおすすめする。


近くのホテルなら送迎もしてくれるそうなので、電話で問い合わせてみてほしい。(食べた後も送ってくれるよね?まさか…)