西帰浦のパン屋「キョプキョベウィド」ソウルの店より美味しい絶品クロワッサン
移転のため、2022年7月現在は閉店している(泣)
済州オルレ(トレッキングコース)の6コースを歩き終えると、ちょうどご飯の時間だった。がっつり夕食を食べたいところだが、パン屋を営む友人が「西帰浦(ソギポ)に行ったら絶対にここのクロワッサンを食べるべき」とおすすめしてくれたお店を思い出した。パンも手っ取り早く炭水化物を補給できるからいいだろうと思い、さらに1km歩いて「キョプキョベウィド(幾重もの意図)」へ向かった。
地図アプリで検索すると「キョプキョベウィド」と出てきて、一体どういう意味だろうと気になっていたのだが、途中にスペースが一つ入るらしい。スペースを入れても意味はよく分からないが、クロワッサンが幾重にも層になったパンだから、「私たちはクロワッサンに対して意図を持って作っている」みたいなことを言いたいのではないかと勝手に想像してみた。





価格はごく普通だ。気軽に食べられる値段だったので、2つは店内で食べて、2つはテイクアウトすることにした。まずは一番気になっていたクロワッサンを注文し、甘いものも食べたかったのでパン・オ・ショコラも一緒に頼んだ。パンに牛乳は欠かせないので、牛乳も追加した。テイクアウト用にはクロックムッシュとあんバターを注文。遅い時間に訪問したため、パンの種類はあまり残っていなかった。




この記事を読んでいる皆さんは、美味しいクロワッサンについて考えてみたことがあるだろうか。想像するなら、外はサクサクで中はふんわりとしたパンがクロワッサンだ、と思うはずだ。「キョプキョベウィド」のクロワッサンは、まさにそんなパンだと言える。表面はただサクサクしているだけでなく、強度を上げる材料を塗っているのか、ポロポロと崩れにくい。しかし、噛んでみると予想外の食感が広がる。
大抵、美味しくないパン屋はパンを美味しく感じさせるためにクロワッサンも甘く作る。しかしここは食感に自信があるのか、甘味がほとんどない。ただ小麦で作られたパンの香ばしい風味だけが伝わってくる。
パン・オ・ショコラは似たような食感にチョコレートで甘さをプラスしている。何のチョコレートかは分からないが、少ししか入っていないのに本当に濃厚だった。最初、中身を見た時は少しがっかりしたものの、一口食べてすぐに幸せな気分になった。


あんバターとクロックムッシュは家に帰ってから食べたせいか、少し味が落ちていた。やはりパンはすぐに食べるのが一番だ。それでも2日経ってから食べたのに、食感はそこまで落ちていなかった。お店で食べた時の80%くらいのレベルは維持されていたと思う。それに、家に帰ったらこうやって食べてくださいと教えてもらったことを完全に無視してしまったのだから、文句は言えない。
西帰浦に来て、もしパンが好きなら、それもクロワッサンが好きなら絶対に立ち寄るべきお店だ。いくつかのお店は「済州に来たら必見の場所」のように宣伝しているが、当然かもしれないがソウルの有名なパン屋には及ばない。しかし、「キョプキョベウィド」ほどクロワッサンを上手に作るパン屋が他にあるだろうか。このお店は、私自身も済州に来たら必ず立ち寄るべきお店として認定したい。