エストニア・タリン旅行記:聖ニコラス教会(ニグリステ)と「死の舞踏」
タリン旧市街の中心とも言える旧市庁舎前広場を通り過ぎ、長い歴史を誇る聖ニコラス教会(エストニア語の発音だと「ニグリステ」と言うらしい)に向かった。遠くからでも尖った教会の塔がすぐに見えるので、特に苦労することなくたどり着ける。苦労するとすれば、あの教会が一体どんな教会なのかを調べることくらいだ。







聖ニコラス教会の前に到着してみると、たくさんの観光客がいた。タリンがそこまで有名な都市ではないからか、モスクワとは違って中国人観光客は思ったより少なかった。一方で日本人観光客がかなり多くて少し不思議だった。観光客の割合よりもさらに不思議だったのは、教会に彫られた彫像たちだ。どこでも見たことがないような、でもどこかで見たことがあるような独特な顔立ちの銅像が彫られていて、まるでアニメのキャラクターを置いているように見える。西ヨーロッパやロシアのものは違いがあるとはいえ、素人が見るとほとんど区別がつかなかったが、ここの銅像は個性が強すぎて、どこでも見たことがないスタイルだ。でもずっと見ていると、なんだかシンプソンズに似ている気がしてきて、とても親近感が湧く。







本堂に入ると、開放的な空間が広がる。タリンで有名だった一族の紋章が壁に掛けられており、床にはここに埋葬された人々の墓石がある。礼拝のようでもあり、詩の朗読公演のようでもある不思議なパフォーマンスが行われていたのだが、見れば見るほどこの教会が一体何の宗教の礼拝堂なのかわからなかった。事前に調べてこなかったのでもどかしかったが、カトリックでもロシア正教会でもない、エストニア独自の宗教だと思われる。ただ、有名な聖人たちがすべてキリスト教で共通して崇められている人々なので、その中の一つの分派だろうと考えている。実際に教会の管理人のような人に聞いてみた時も、
「エストニアの人々のための教会です」
という話を聞いた。この小さく、何度も侵略を受けた国が、自分たちの宗教と原語を数百年間最後まで守り抜いたということが驚きだ。歴史的に見て韓国と似ている点が多く、より一層の尊敬の念を抱いた。











この教会で最も有名な「死の舞踏(Dance of death / Danse Macabre)」を最後に見るために移動した。死の舞踏
このような類の芸術品が存在することすらよく知らなかったが、心の準備がないまま見ても本当にゾッとする。説明を見ると、何枚か失われているにもかかわらず、その規模は1つのフレームに収まらないほど大きい。王であれ王妃であれ、貴族であれ平民であれ、その横には踊る骸骨が描かれており、人生の虚しさを表現したこの絵は、ペストが流行していた時期に描かれたと説明されている。下の方を見ると絵に詩が添えられているのだが、その文章もまた虚しく、背筋を凍らせる。
最初の人物の下に書かれた冒頭部分だけが英語に翻訳されているのだが、
"Good people, poor and rich,
take a look in this mirror, the young as well as old,
and bear in mind
that no man can evade Death
when he is present, as we all can see here..."
「善良なる人々よ、貧しき者も富める者も、
この鏡を見よ、若者も老人も、
そして心に留めよ、
彼がそこにいる時、我々がここで見るように、
何人も死から逃れることはできないということを」
私の翻訳が下手で…誤訳があるかもしれないので、違うと思ったらコメントで教えてください。


お金のない観光客にとっては大金である5ユーロもの入場料を払ったので、どうか面白いものがあってほしいと祈っていたが、幸いにもお金以上に貴重なものを見られたと思う。この地域の芸術品の特徴を説明するのは難しくても感じることはできたし、特に「死の舞踏」を見たのはすごい体験だった。ざっと見渡せば5〜10分で全部見終わってしまうので、こういうものにあまり興味がないとお金がもったいないかもしれない。それでも「死の舞踏」は老若男女誰もがじっくり見てしまうような刺激的な内容だ。そしてタリンで最も有名な教会なので、その名前だけでも一度行ってみる価値はあると思う。

経費
- 炭酸水 1.5リットル €1.05
- 朝食のパン €1.30
- お土産 €8
- ニグリステ(聖ニコラス)博物館 €5
- 大聖堂 €5
- 水、ビール、ソーセージ €2.33
- ブリニ €4.90
合計経費 €27.58
旅行の総経費 525,936KRW + 47,499RUB + $312.26 + €85.58